◆介護費増大
医療費と同様に、高齢者が増加することで必然的に増える社会コストです。
2000年より介護保険がスタートしていますが、すでに財源をめぐって過去の改正時には、実質サービス悪化をたどっています。
介護をめぐる将来の課題には、大きく2つの問題があります。
・介護をしてくれる人はいるのか?
・介護費用はどうやって手当できるのか? |
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○介護してくれる人はいるのか?!
「介護職員の数が足りない」という現象があちこちで起こっています。老人ホー
ムなどでも、入居を希望する人がたくさん待っていて、ベッドも空いているのに、
介護職員の数が足りないため、入居できないということをよく聞きます。
働く世代の人口がどんどん減る中、どの業界も人出不足感があります。それに
加え、介護業界は仕事がきつく、賃金が低いので人気が下降気味。日本の人口は減少していますが、高齢者の人口はどんどん増えていきます。そんな中、
「介護をしてくれる人」がいなくなっているのが現状です。 |
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○介護費用は手当できるのか?
介護保険制度は、介護度に応じて月々の利用限度額までは実際使ったサー
ビス費用の1割を自分で支払うことになっています。
→介護保険については
しかし、前述のように利用者が増加し、保険料だけではまかないきれなくなっ
てきています。結果サービスの低下や利用制限がおこっています。政府の
試算では、2025年までに介護給付が2.6倍に膨らむと計算しており、財務省
は、介護給付の抑制案を出しています。
2025年に現在の介護サービスを維持するには、
1.現役世代(20-64歳)の負担を今より3割割増
2.65歳以上の給付を大幅削減(医療2割、介護4割)
というデータもあり、結局は誰が負担するのか、の問題にいきつきます。 |
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◆インフレリスク
◆年金減少???
◆社会保障費・税上昇
◆医療費改正
◆介護費増大
◆将来の老後に向けて、考えておきたいこととは |
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