| |
「特養」「特養ホーム」などと呼ばれています。
かつては、4人部屋など大部屋が多い時代がありましたが、個室化やユニット化（10人前後での生活単位）が進み、住環境は快適になってきています。とはいえ、まだ4人部屋も多く残っています。
原則、65歳以上で要介護3以上に認定されている人が入居できますが、どこも大変希望者が多く、入居待ちの人が数百人～数千人というところもあり、入居まで2年～3年というのも珍しくありません。
また、申込順に入居できるわけではなく、あくまでも施設側が入居者の選定を行いますので、確実にどんな状態だから入居できるというものでもありません。
運営主体は、社会福祉法人、地方公共団体などで、公的な補助もあり低価格で入居できるのが魅力です。入居一時金などは不要で、月々の費用は、家賃相当分・食費・介護保険自己負担分が基本。大部屋か個室か、や施設や自分の収入により費用は異なりますが、目安は月8万円前後です。個室の場合は、15万円前後が多くなっています。ただし、2015年度の介護保険改正により、収入や資産状況で負担の増える人もいます。都度改正情報に気をつけておきましょう。
特養ホームは、病院ではありませんので医療は受けられません。レクリエーションやリハビリなどに力を入れているところもあり、それぞれ施設の特徴があります。事前に何件か見学をして比較検討することがよいでしょう。職員の様子や入居者の様子を観察し、臭いや衛生面も問題ないか、よく確認しておきたいものです。 |
