▼老人ホーム、高齢者住宅、何が違うの?
これから、住み替えや介護施設への入居を考えている人は、それぞれの違いを事前に十分理解しておくことがとても大切です。高齢期の住み替えは、あとから「気に入らないなら、また違うところへ行こう」と気軽には行えません。「終の棲家」といわれるように、最後の大きな決断と思って、しっかりと検討しましょう。


上の図は、ざっくりとした分類図です。大きく「住宅系」と「福祉系」に分かれるといってもいいでしょう。住宅系は、あくまでも「住居」との契約(購入)、サービスはオプションで必要に応じて選んでいきます。福祉系は、どちらかというと生活サービスもすべて含まれた状態で住居とサービスと一緒に提供される形になります。また、施設によって「入所要件」が異なります。度重なる制度改正にも注意しておきましょう。


もし施設入居を考えている方がいるなら、まずは以下の点についてチェックしてみましょう。

・元気で自立のうちに住替えるのか?
・要介護状態になってから入居するのか?

この条件によって、探し方も暮らし方も全く異なります。特に元気なうちに住替えたい場合は、タイミングがとても重要になりますので、早めに検討していきましょう。

また、

1.要介護認定を受けているかどうか
2.公的な施設へ入居したいか、民間のホームへ入居したいか

公的施設も民間ホームも、希望すれば入居できるというものではありません。施設側にもさまざまな条件があります。これを最初に理解しておかないと、探すだけでも途方に暮れてしまいます。 公的施設は、費用が安い分希望者も多く、特養ホームなどは全国どこも2~3年待つことが普通です。有料老人ホームには、3つの類型があり、それぞれにより条件が異なる場合があります。ひとくちに「有料老人ホームを探す」といっても、自分が求めるサービスがあるかどうか、類型やそのホームによって、かなり異なりますのでこれもやはり事前に十分に下調べが必要です。

昨今は、サービス付き高齢者向け住宅も増加してきました。一見、有料老人ホームと違いがわからないようなものまであります。しかし制度や法的なものが異なりますので、契約内容や、それぞれのメリット・デメリットを十分に理解しましょう。
さらに、届け出の出されていない高齢者向け施設や、よくわからない名称の高齢者向けの住宅もあります。 
自分の思い込みだけで契約してしまわないよう、くれぐれも事前に状況を理解してください。

 
高齢者の住まい・主な施設の名称 解説ページ


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