◆1日に200円なら貯められますか?
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お財布の中身をちょこっと工夫して、200円ずつ貯めてみるのはどうでしょうか。
「今日の買い物は、特価だったので200円浮いたわ!」
「会社のランチをお弁当にしたら安くすんだわ」
「ペットボトルのお茶をやめて貯金にまわそう」
このレベルでいいのです。
さて、
1日200円といえども、1ヶ月でほぼ6000円。
1年だと7万3千円です。これは結構バカになりません。
いきなり、「7万3千円を出せ」と言われると躊躇しますが、毎日200円ずつなら苦労しないと思いませんか?
ぜひ、200円貯金の貯金箱を作ってください。
「せっかくなら貯金箱を買いに行こう!」
とはりきる必要はありません。そのお金も貯金です!
お菓子の箱でも、ジャムの瓶でもokです。
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◆1日200円も10年で73万円
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1日200円が1年で7万3千円になるのは簡単な計算ですが、10年まじめに貯めると、当然73万円になります。でもこれはせっせとタンス預金した場合。
しっかりと運用を考えながら貯めていきましょう。
計算上1年に7万3千円をまとめて、仮に金利1%(複利)で積立していくとします。
10年後 約76万800円(税込) →<税抜で約75万2600円>
15年後 約117万500円(税込) →<税抜で約115万2400円>
20年後 約160万1200円(税込) →<税抜で約158万9000円>
上記は年利1%ですが、それ以上ならもっと増えます。
金利の大きさとともに、長期投資効果が出るのです。
下記の表は、10年、20年、30年と長期にわたり、それぞれの金利で複利運用した場合の、合計金額です(計算上税込となっています)
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これは、年に1度まとめて運用した場合ですが、毎月末に6000円を積立すると、もっと手取りは多くなります。運用の基本は、高い金利で長期にわたり行うこと。
仮に、1日200円で計算していますが、
「わたしは1日400円いけるわ!」 というのであれば、この金額は倍になるわけです。
1日1日は小さくても、将来にまとまって受ける金額は、そろそろ老後に入ろうとするときに、決して小さくはありません。
「このお金が、助かった!」 と必ず言えるはずです。
コツコツ、でも継続してやってみませんか。 |
◆高金利で運用する方法は?
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しかし、今の低金利時代、1%の運用も難しい・・・
と嘆きたくなります。
ただし、以前と違って銀行の金利は自由化されています。確かに1990年のような高い金利で元本保証はありませんが、インターネット銀行などは、通常より高い金利の預金もあります。
「老後を迎えるまでお金をおろさないぞ!」という覚悟ができれば、今は遠いところの銀行や支店を持たない銀行もインターネットを通じて利用できるので、ぜひとも条件の良いところを考えたいものです。
ここで注意は、金利以外に他のコストがかからないか、チェックです。
口座維持料や様々なシステムを利用した場合の費用がかからないかどうかチェック。
さらに、ATMは便利ですが、手数料がかかる場合は極力その時間帯や窓口を使わないようにしましょう。
105円の手数料分は、せっかくの運用利益を吹き飛ばしてしまいます。
しかし、それでも1%程度は運用できるにしても、それ以上は見込めない・・・
元本保証という点を考えると、残念ながらそうなってしまいます。
そこで、少しリスクのある商品も組み入れてみることを検討しましょう。
ただし、リスクのある商品の特徴はしっかりと学習してからの取組です。
→ 誰でもわかるお金の話 |
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