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◆リタイア後は予想以上に長い!
雇用延長がなされ、将来は65歳定年が定着することになるでしょう。しかし、65歳でリタイアしたとしても、その先はまだまだ長いのです。 女性だと65歳の平均余命は23.6年。この間、年金だけでは難しいのが現状です。年齢とともに、医療費、そしてもしかしたら介護費用が必要になるかもしれません。

若い時に比較して、娯楽費や交際費は減少するでしょうが、それ以上に医療・介護費の負担を見込んでおく必要があります。もちろん、健康・自立で長生きするにこしたことはありません。そのためには、やはり若いときから、健康を意識した生活がとても大切になるのです。

下のグラフは、預貯金を毎月10万円ずつ引き出した場合の「運用利率」による違いです。年金だけでは足りない老後は、貯蓄を引き出すことになります。2000万円の貯金があっても、まったく運用なしで引き出すだけだと17年目で底をつき赤字転落。老後はリスクの低い商品で、少しでもプラスになる運用を考えます。
老後の資金不足:例
1990年には、定期預金の金利が6%を超えたときもありました。もちろん元本保証です。 そのとき1000万円定期にしておけば、税抜きでも年間48万円、毎月にすると4万円も安全な収入があったのです。たとえば退職金2000万円をそのまま定期にすると倍の毎月8万円が手元に入ります。3000万円だと・・・12万円! 基礎(国民)年金よりはるかに多いですね。

そうです、この時代のシニア層は、預貯金の金利が大切な生活資金になっていました。しかし、バブル後の長い、長い、長〜い低金利時代は、1000万円以上の大口定期でも1年の金利は0.4%。税抜きだと1年に3.2万円、毎月にすると2,600円ほどです。とても、生活資金には足りません。

将来リタイア生活に入ったときに、金利が上がっていますように!と祈りたいところですが、不確かな状況に賭けるわけにはいきません。 自分の投資スタイルを見つけて、少しずつできるだけ安全に増やしていきたいものです。

※参考データ (日本銀行の資料よりデータ参照の上作成)
1988年〜2007年の主要な金利
1988年〜2007年の主要な金利 グラフ
 
rougo
 
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